2017年1月23日月曜日

シンポジウム「外来種問題を考えるシンポジウム~島嶼の生態系を守るために~」

2月25日(土)に、日本自然保護協会とWWFジャパンが主催で、外来種問題を考えるシンポジウムを開催いたします。
当財団も本シンポジウムの趣旨に賛同し、後援させていただいております。
本シンポジウムは、市民、専門家、行政関係者など、多くの方々を対象に開催されるものです。
ぜひお誘いあわせの上、お越しください。


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今、世界的に外来種の脅威が認識されています。

 今年9月に行われた国際自然保護連合の世界自然保護会議でも、関係する様々な措置を求めるホノルルチャレンジが採択されました。
 特に島嶼(島々)では外来種侵入の「予防」が大事だと確認され、日本自然保護協会が他5団体と共同で提出した勧告「島嶼生態系への外来種の侵入経路管理の強化」も採択されました。これは、土砂など大量の資材を遠方に運ぶと、外来種侵入の危険性が高く、その払拭には多くの要件がある旨を、日本政府に認識するよう促すものです。

 今回のシンポジウムでは、市民(NGO)、行政、専門家のそれぞれから外来種対策の課題や事例を問題提起した上、総合討論で解決の方向性を共有します。

 日時:2月25日(土) 12:00開場 12:30~16:30予定
 場所:中央大学駿河台記念館670教室(東京都千代田区) 
 主催:WWFジャパン、日本自然保護協会(NACS-J)
 後援:自然保護助成基金

プログラム
 基調講演 「なぜ外来生物は増えるのか?その防除の成功の鍵は何か?」五箇公一(国立環境研究所)
 
 話題提供①「WWF-Jがこれから取り組む外来種問題について」権田雅之((公財)世界支援保護基金ジャパン」
 話題提供②「沖縄県における外来種問題」佐々木建志(琉球大学農学部博物館)
 話題提供③「IUCN世界自然保護会議での勧告について」安倍真理子((公財)日本自然保護協会)

 パネルディスカッション「外来種問題解決のために必要なことは何か?」
   コーディネーター:草刈秀紀((公財)世界自然保護基金ジャパン)

※入場無料、先着120名
要事前申込
 申込先: NACS-J保護室 外来種シンポジウム担当 umi@nacsj.or.jp 
   申込方法: ①~④をメールでお知らせください。
      (①お名前/②ご所属/③本シンポジウムをお知りになった媒体/
       ④連絡先(当日連絡先およびFAX番号・メールアドレス(あれば))

シンポジウム 「失われる沿岸の自然と公共事業 ―辺野古・諫早・泡瀬・三陸・湘南」

2月18日(土)に、下記の通り、海の生き物を守るシンポジウムが開催されます。
このシンポジウムは、自然保護助成基金第27期プロ・ナトゥーラ・ファンド助成により実施されます。

海の生き物や、自然に興味のある、多くの方々のご参加をお待ちしております。


生き物守るシンポジウム2017
「失われる沿岸自然と公共事業 ―辺野古・諫早・泡瀬・三陸・湘南」

開催趣旨
辺野古はじめとして、日本各地で公共事業による沿岸環境破壊が進んでい
ます。そ大きな原因として、沿岸環境守る一貫した国政策が、これまで
ほとんど無かったこと挙げることができると思います。生物多様性条約
COP10 で日本政府が世界に公約した愛知ターゲットについては、少なくとも
生き物に関しては、達成できる見込みは少ないと言わざる得ません。
各地沿岸生き物と環境が公共事業によってどような状況にあ
告していただき、問題は何か、どうすれば良いか、これから何が必要な
皆様と議論したいと思います。


日時:2017 年2 月18 日(土)13:30~16:30
場:梅小路公園「緑館」1F イベント
   (京都水族館となり)

プログラム(予定)
13:00 開場
13:30~13:40 開挨拶
向井 宏(生き物守る
◇講演
13:40~14:10 「閉め切りから20 年有明・諫早湾」佐藤正典(鹿児島大学)
14:10~14:40 「泡瀬干潟現状と失われたも」前川盛治(泡瀬干潟守る連絡
14:40~15:10 「三陸森里つながり断絶する巨大防潮堤」田中 克(舞根森里研究所)
15:10~15:20 休憩
15:20~15:45 「辺野古・大浦湾サンゴ礁危機と再生」安部真理子(日本自然保護協
15:45~16:10 「オリンピックにより開発危機に晒される相模湾」大久保奈弥(東京経済大学)
16:10~16:30 「沿岸危機守るため提言」向井 宏(生き物守る
16:30 閉


ウェブサイトからもご覧いただけます
http://www.nacsj.or.jp/katsudo/wetland/2017/01/2017.html

2017年1月6日金曜日

シンポジウム「どうしたら有明海は再生するのか」


当財団の第27期プロ・ナトゥーラ・ファンド助成を受けている、
有明海漁民・市民ネットワークが下記の通りシンポジウムを開催いたします。
ご興味のある方は、ぜひお誘いあわせの上、ご参加下さい。



  諫早湾潮受け堤防の開門をめぐる裁判の和解協議で、開門に代わる
有明海再生策として国が提示した「基金案」が波紋を呼んでいます。こ
れは国から地元の漁業団体などに10年間で100億円の対策費を拠出する
という和解案ですが、紛争の真の解決は、有明海再生の実現にあるはず
です。
 2000年冬期の養殖ノリの大不作を受けて組織された有明海ノリ不作等
対策関係調査検討委員会は、有明海の再生のために、諫早湾の開門調査
を提言しました。しかし、国は2002年に短期開門を行った後は、中長期
の開門を見送り、再生策を審議する新たな場として、有明海・八代海総
合調査評価委員会を発足させました。この評価委員会が2006年に取りま
とめた報告に沿って、この10年間、さまざまな対策が実施されてきまし
たが、有明海の漁業環境は改善せず、魚介類は減少の一途をたどってい
ます。
 評価委員会は2016年度中に2回目の報告を取りまとめる予定で、現在、
その最終案が審議されています。そこで今回のシンポジウムでは、評価
委員を務めている研究者の方にもご登壇いただいて、審議中の報告案の
内容も含めて、これまでの調査研究や対策を検証し、どうしたら有明海
は再生するのか、その課題について考えていきます。
 一般の方を対象にしたシンポジウムですので、お気軽にご参加いただ
きますよう、よろしくお願いいたします。

●日 時:2017年1月22日(日)午後1時30分〜4時30分
●場 所:佐賀県弁護士会館
      〒840-0833 佐賀県佐賀市中の小路7−19
●主 催:諫早湾開門研究者会議/有明海漁民・市民ネットワーク
●参加費:無料

●プログラム
・有明海再生をめぐる動向と課題
   陣内隆之 有明海漁民・市民ネットワーク
・基調講演1
  有明海奥部と全域における諫早湾潮止め後19年間にわたる
  底生動物生息状況の長期変化
   東 幹夫 長崎大学名誉教授
        元有明海ノリ不作等対策関係調査検討委員
・基調講演2
  有明海における環境の長期変化
   速水祐一 佐賀大学低平地沿岸海域研究センター准教授
       有明海・八代海等総合調査評価委員
・パネルディスカッション
  有明海再生のための調査研究・対策の課題
  〜評価委員会2016年報告案も含めて〜
   パネリスト
    東 幹夫  長崎大学名誉教授
    小松利光  九州大学名誉教授
          有明海・八代海等総合調査評価委員
    佐々木克之 元水産庁中央水産研究所室長
    堤 裕昭  熊本県立大学環境共生学部教授
    速水祐一  佐賀大学低平地沿岸海域研究センター准教授
          有明海・八代海等総合調査評価委員
・総 括 高橋 徹 熊本保健科学大学保健科学部教授

●お問い合わせ
有明海漁民・市民ネットワーク東京事務局
TEL/FAX 03-3986-6490 Eメールph@ariake-gyomin.net

※このシンポジウムは、公益財団法人自然保護助成基金第27期
(2016年度)プロ・ナトゥーラ・ファンド助成を受けて実施します。

※転載大歓迎!